あの時、万年筆ユーザーだったらなぁ。。
 今でこそ、万年筆に毎日触れ、手紙を書く事も好きになりましたが…あの時に使っていれば・・と思います。

 今は浪人中の私ですが、前職ではシステムの営業をしていました。
 数千万円以上の高額商品を扱っていましたが、新規市場開拓を担当していたこともあり、入社したての頃は結構苦労しました。
 女子校育ちの私、お嬢さん育ちの私が飛び込み営業なんて!?と、我ながら信じられないような思いを感じつつ日々過ごしていました。
 その時有効なツールとして使っていたのが、手紙。

 トップから攻めよ、ということで、システム部の課長さん以上の方々にまずお会いしたいわけですが、電話でアポイントOKの場合もあれば、NGの場合も。
 そんな時は飛び込みをしたり、まわりから辿ったりと色々考えるわけですが、意外と効果的だったのが、手紙。
(※私が考えたわけではなく、営業の鉄則として教えられました。)

 どうしても会ってもらえず、名前だけ何とか聞いて、書いて⇒投函。
 飛び込みをして追い払われた直後に書いて⇒投函。
 無理矢理押しかけ、とりあえず名刺交換が出来た直後に書いて⇒投函。

 と、手紙を活用する色んなタイミングがありますが、こういうなかなかお会いできない時こそ、届いた頃にお電話すると対応が変わり、感じよく「しょうがないな〜、時間少しだけですよ」とアポイント頂ける事が多かったです。
 会いたいという気持ち(=会わなきゃ仕事にならないんです〜という叫び)、何とか役に立ちたいという気持ち(=おこがましくも、私の提案を聞いて損はしないはずです〜、それが私の仕事なんです〜という必死の叫び)が伝わったからでしょうか。

 机の中にいつも便箋と「手紙の書き方」という本を忍ばせ、丁寧に☆
 でも、書いてる道具は100円ボールペン…。普段筆圧の弱い私ですが、その時だけは力が入ってしまい、手が痛くなりました。
 もし、あの時万年筆を使っていれば、もう少しさらさらと。
 もう少し気持ちのこもったいい手紙が書けたかしら…と思うのです。
 それに話のきっかけにもなったかもしれない…、と。

 中堅社員になるに従い、仕事に慣れ、強気になり、ツールなくして難なく仕事ができるようになって、すっかり手紙をしたためることも忘れてしまいました。

 今になって手紙を良く書くようになり、なんだか勿体無いことをしたような…気持ちになっています。

 さて、本題。
 便箋封筒を探す際にはつい「万年筆対応」を探してしまいます。
DSC03273.jpg こちらは、「万年筆用」とは書いていないものの、表紙には素敵な万年筆の影絵が。
 クリーム色の土佐和紙に黄緑の罫線が映えます。
 薄い紙質も気に入って、今のところのお気に入りです。
 もちろん、ペン書箋だけあってインクが良く伸び、にじみません。
 シンプルで地味ですが、そっと心を伝えるにはこういうのも良いような気がします。

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2006 / 09 / 06 ( Wed ) | 紙製品 便箋・封筒 | トラックバック(1) | コメント(4) | page top↑


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